イラスト面

本作最大の強みはイラストの完成度。立ち絵の差分とCGがゲームのボリュームに対してかなり多い。むしろ過剰なレベル。同じイベント内で複数の基本CGが使われる場面もあって、CGが贅沢に使われています。個人的にはオークへのオナニー攻撃のシチュエーションが好きでした。シチュエーションも全体的に高水準で、イラストに惹かれた人は満足できると思います。
ただ、この豊富なイラストの使い方にはもったいなさも感じた。メニュー画面の立ち絵の変化も多いのですが、イベントCGの一部を戦闘中の演出に回して、たとえば触手服を着ている状態だとコマンドを無視して勝手に行動するとか、通常のザコ戦にもトラップの影響が出る仕組みがあれば、ゲーム体験とイラストがもっと噛み合ったんじゃないかと思う。
ゲームシステム面
ゲーム部分の完成度はあまり高くないです。
まず戦闘システムを理解していないと雑魚敵で相当苦戦します。反射技を利用しないと雑魚戦での消耗が激しく、そのうえHP回復手段も乏しいので苦戦すると思います。一応メニュー画面の「ざぁこ」コマンドでHPの回復ができますが純粋に回復量が遅くあまり利用できないです。また戦闘 UIも問題があり、戦闘コマンドの一番上が「煽る」になっていて、戦闘時に誤選択して敵の集中攻撃を受けることが何度かありました。
ゲームのルートですが、基本的に一本道で装備アイテムという概念がないので行動の自由度がなく、また戦闘によるレベルアップなどもないので敵を倒すことのメリットがゼロなのがゲームとしては気になりました。
シチュエーション面

総評
ゲーム面が不親切だが、ビジュアル面が最高なのでイラストにピンとくる方は購入しても損しないと思われます。ゲームシステムが作りこまれれば一気に神ゲーになると思うので次回作があれば期待したい。
